シリカ スーパーピスタ補修
小ネタです。
シリカの定番フロアポンプにピスタ、スーパーピスタというものがあります。スーパーピスタはピスタの背高バージョンです。
当家にあるのはたぶんスーパーピスタの方で、入手はよく覚えていませんが10何年か前くらいだったかな。名品の誉れ高さに憧れて使い始めたのは良いのですが、正直に言うと背が高すぎてあまり使い勝手の良いものではありませんでした。ヒラメのポンプヘッドと組み合わせても仏式のスポーツサイクル専用フロアポンプの座を古いBETO製ポンプから奪うには至らず、今では逆にヒラメを奪われた挙げ句、米英仏3wayのヘッドに付け替えられていわゆるママチャリ専用になっています。まあ、それはそれで趣味の自転車より大事かも知れないくらい、極めて重要な役割です。
先日、そのスーパーピスタが壊れました。ポンピングしてもシュッシュッと空気が漏れるばかりで圧が上がりません。バラしてみると、案の定皮のパッキンが劣化してボロボロになっていました。
消耗品が安定的に供給されているのがシリカの良さと聞きます。それではと調べてみると、確かに供給はされているものの意外とお高くて、皮パッキンが1200円ほどします。惚れ込んだものが使い続けられるなら全く惜しくない出費ですが、上述のような立ち位置ではちょっと微妙です。だいいち消耗品の値付けかなぁ、これ。昔からこの値段だったならゴメンナサイですけど、たぶんそんなことはないでしょう。イタリア企業だったシリカがいつの間にか高級アメリカンブランドに変わってしまった影響でしょうか。
という訳で、某所で代替品を入手してみました。一般車向けのポンプ用、100円也。消耗品はこうじゃなきゃ。
オイルを塗ったので真っ黒ですが、元はいかにも皮っぽい薄茶です。
元通りポンプを組み立て、空気を入れられることを確認しました。
ただし、代替品なりのネガもあります。古いシリカのシリンダーは内径28mmなのですが、このパッキンは29mm径対応です。1mm大きいのを押し込んでいるので、気密性が高くなりすぎるのです。普通ならハンドルを引き上げるとパッキンの脇を空気が抜けるべきところ、こいつは引き上げたハンドルが負圧で引き戻されます。パッキンがボディの上の方に空いた空気穴(?)を通り過ぎるまで頑張って引き上げると、ヒュッと空気が吸い込まれて初めて使える状態になります。うーむ。ただでさえ背が高いのにハンドルも高く引き上げなくてはならんのか。そのうち馴染んで改善してくれないものか。
ということで、現時点では一応使えるものの、一段と微妙なポンプになった、という報告でした^^;
しばらくこれで運用してみますが、あまりに評判悪いようだったら残念ながら選手交代かなぁ。
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