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2020/06/23

エルゴパワー三昧(ただし10速)

ここを訪れて下さるような方にはおそらく言わずもがなですが、エルゴパワーというのはカンパニョーロ社のシフトレバー兼ブレーキレバーです。まあ、シマノで言うところのデュアルコントロールレバー(通称STIレバー)ですね。そのエルゴパワーを頑張っていくつも分解清掃しました。

 

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エルゴパワー

 

我が家の自転車の駆動系はカンパニョーロのリア10速が最多で、夫婦で4台あります。近いうちに子どもの自転車にも組み込む予定です。

 

カンパの10速は使い始めてかれこれ20年近くになります。世間では11速が標準となって久しく、12速も登場している昨今、カンパのWebサイトから既に10速は姿を消しました。それでも今のところ10速で性能は問題ありませんし、不満と言えば製品の選択肢が減ったことくらいでしょうか。スプロケもチェーンもまだ流通しているし、当分困ることはなさそうです。

 

家にある4台のエルゴパワーは、世代的には相方のツーリング車1台だけが第3世代(現行型)で、他は全て第2世代です。見た目は第2世代の方が好きなんですけど、握り心地は第3世代に軍配が上がります。当初はケムール人かメトロン星人にしか見えなかった第3世代も、登場して10年以上経ち、すっかり目が慣れました。もう次はこれの11速でいいやとは思っていますが、消耗部品も含めて10速パーツのストックが大量にあるので、移行するとしてもいつになることやら。

 

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当家唯一の第3世代(でも10速)のケンタウル

 

さて、長年の蓄積でいつの間にかエルゴパワーレバーの在庫が増えていました。主にヤフオクで適当な中古をついポチッとしてしまうパターンです。一部は処分しましたがまだ4セット残っています(何やってるんでしょうね)。どれも使用感ある中古なので、自分が使うにしても人に譲るにしても、このままでは何だかなー、という感じなので、コロナ騒ぎのステイホーム中に4セット連続で分解掃除しました。ここからやっと本題に入ります。

 

さて、1つめ。カーボンレバーの10速コーラスです。

 

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10速コーラス

 

これは何年も前にヤフオクで中古を落札したっきり、使ったことがなかったものです。で、よく見たら汚れがひどかった。シクロクロスにでも使ってたんだろうか、砂まで入っています。外れを引いたかとも思ったんですが、分解した感じ消耗はそれほどひどくはなく、まだ当分使えそうです。

 

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分解

 

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あまりに汚かったので、ビニール袋にクリーナーを入れてジャブジャブします。

 

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うわ、砂が出たよ…

 

 

2つめは、これまたカーボンレバーの10速ケンタウルです。これも自分では使ったことがありません。

 

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10速ケンタウル

 

プリント以外の見た目は上で紹介したコーラスとほぼ同じです。ただし、これの内部メカは主に下位グレードに採用されるクイックシフトという機構になっていて、上のコーラスで使われているウルトラシフトとは構造が異なります。このあたり、カンパはグレードと年代によって同じモデル名でも機構が違っていたり、逆にモデルが違っても中味はほとんど同じだったりすることもあるので若干ややこしくなっています。

 

ウルトラシフトとクイックシフトは、リリース側の親指レバーの動きが一番大きな違いです。ウルトラシフトは親指レバーが大きく動いてバチバチバチッと連続で多段変速が可能なのに対し、クイックシフトは小刻みにパチパチと一段ずつしか動きません。それもあってクイックシフトはフロント変速がon/off的で調整幅が狭いので、所定のフロントディレイラーとチェンホイールとの組み合わせで使うことが前提と思った方が良いです。(もともとメーカー指定の組み合わせ以外は動作が保証されないのが普通ですけど)

 

ウルトラシフトとクイックシフトとどっちが良いかは好き好きです。ウルトラシフトの方が上級グレードに採用されているものの、個人的には操作感は構造上レバーの動きが軽いクイックシフトが好みかな。分解組み立てもウルトラシフトより簡単です。ただ、自分は有りもののフロントディレイラーとチェンホイールを適当に組み合わせて使うことが多いので、左レバーだけは何段階かの位置調整のできるウルトラシフトの方が何かと便利です。また、クイックシフトは内部の重要なパーツが樹脂製だったりして、耐久性に難があるという話も聞くので、そこはちょっと気になるところですね。

 

このケンタウルのレバーフードはウルトラシフト用のものに換えられていました。クイックシフト用のものとは、親指レバーの通るスリットの長さが異なります。動作には特に問題ありませんが、内部は上のコーラスよりも消耗した感じを受けます。フードも交換されていたし、結構使い込まれたものかも知れませんね。長持ちしないかも。

 

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まっくろ。

 

 

さて、3つ目は樹脂レバーの10速ゼノンです。

 

これは自分が街乗り用のライジンロードでしばらく使っていたものです。カンパの最廉価グレードですが使用感は良く、非常に気に入っていました。街乗り車の座をスタッガード車に明け渡したのを機にバラして保管していましたが、走行距離はたぶん1000kmか2000km程度で、まだまだ使えます。

 

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街乗りロードと10速ゼノン

 

このゼノンも、内部構造は上で紹介したケンタウルと同じクイックシフトです。分解してみても、レバーの素材以外にケンタウルとの違いは分かりませんでした。たぶん中味は全く一緒でしょう。

 

4つ目はアルミレバーのベローチェ。これは9速用のものです。

 

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お蔵入りしていた9速ベローチェ。"右クリック不調"とか書いてありますが…

 

このベローチェのエルゴも以前自分で使っていたものです。シマノの8速メカとスプロケとの組み合わせ、いわゆるシマニョーロで使っていました。バネ折れ等で何回か分解修理しながら結構長いこと使い込んで、最後は原因不明の動作不良でそのままお蔵入りになっていたものです。9速とは言っても一部パーツのギザギザのピッチが違うことと、ブラケットに9Sとプリントされていること以外は10速レバーと何も変わらず、外観から区別するのは困難です。

 

で、実は3つ目と4つ目はニコイチにしようと思って同時に分解しました。

 

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右がゼノン、左がベローチェ。混ざらないように注意、注意、、、
(最後は混ぜるんですけどね)

 

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できあがり。見た目はゼノンですが、左用(写真では右)は本体がベローチェで、レバーフードにもウルトラシフト用のスリットが入っています。

 

ニコイチにしたのは、子どもの自転車に10速ゼノンを使用予定で、フロントだけは上に述べた理由で変速調整がやりやすいウルトラシフトのベローチェを使うことにしたためです。で、ベローチェの左の本体にゼノンのレバー部を移植して見た目を揃えました。第2世代同士であれば、内部メカが違ってもレバーは互換性があります。ゼノンの右レバーにベローチェのアルミレバーを移植しても別に構わないんですけどね。気分の問題です。

 

最後に、使う予定はありませんが、9速ベローチェの右側も分解掃除したところ、原因不明だった動作不良の原因がわかってしまいました。何のことはない、前回の組み立て順が間違っていましたorz

 

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問題のワッシャ状のスモールパーツ

 

正しくは写真左上のブラケット→ワッシャ→右上のパーツの順なのですが、左上→右上→ワッシャと組んでいました。これじゃまともに動かないよなぁ。むしろよく組めたものです。上でリンクした過去の記事を読んだら内部のバネの折損が同時に起きていたようなので、自分のことながら、手に負えなくて投げ出したのも納得です。

 

かくして正常に動く9速ベローチェの右レバーと、9速ベローチェに見えて中味は10速ゼノンの左レバーという組み合わせが裏ニコイチでできあがりました。(出番なさそう…)

 

 

とまあ、こんな感じで分解三昧のステイホームでした。エルゴパワーの分解組み立ては、カンパオフィシャルサイトの分解図のPDFとYouTubeのメンテ動画、それと試行錯誤する根気があれば何とかなります。これもシンプルな構造のエルゴならではですね。シマノのSTIは完全にブラックボックスで、とても手を出す気がしません。

 

実は在庫の4つに手を付ける前に、SWツーリング車用のエルゴも分解掃除していますので、合計5セットをバラしたり組んだりバラしたり組んだりというのはなかなかにエンドレスな作業でした。おかげで第2世代の10速エルゴならどんと来いという自信が付きました。使い途はあまりありませんけどね。

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