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2014/07/04

レガシィを乗り継ぐ (たまには車の話 その後)

もう一昨年の話になってしまいましたが、21年間乗り続けた1991年式レガシィTiに別れを告げました。21年。人間だって生まれて成人も過ぎる年月です。ここまで引っ張ったなら、もうそのまま永遠に乗り続けるんじゃないかと周囲からは思われていたようです。まあ、そうですよね。私だってそう思います。でも、買い替えてしまいました。そのあたりの顛末と、新しい愛車をご紹介しようと思います。

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これは新しいほう

きっかけは、出先での故障が立て続けに起きたことでした。一度目は前輪のドライブシャフトブーツ破損、二度目はエンジン周りのプーリーの破損でした。まあ、経年劣化による破損が当然想定される部分らしいので、きちんとメンテしていれば済む話です。言ってしまえば大した問題ではないです。なんですが、それが旅行先で起きるとなると話は別でして、高速道路上でボンネットから白煙や異臭が漏れてきたり、けたたましい異音があがった日には、素人はもうお手上げです。結局どちらの場合も、だましだまし家まで走って帰りましたけど。旅行(それも家族との)が主な用途の自分としてはこりゃたまらんと、買い換えの文字が脳裏をよぎりました。

それと実はもう一つ、車とは全く関係ない背景もありました。有り体に言えば、その頃は仕事がうまく行かず腐っていたので、気分を変えたいと思ったということです。ああ、言ってしまった。最低です、私。車には何の咎もありません。自分が変わればいいんです。そんなことは分かっています。でもその時は少しでも気分を変えるきっかけが欲しかったのでした。

買い替えるならやはりレガシィがいい。そう思いました。私はスバリストと呼ばれるほどの熱狂的なファンではありませんがスバルは大好きです。特にレガシィ。使い勝手や乗る楽しさなどには大いに満足していました。ただしBR系と呼ばれる現行レガシィは大きくなり過ぎだし、第一新車を買うお金などありません。やはり歴代レガシィの中で最も格好いい(私見)先代モデル、BP系の中古かな。モデルチェンジから5年経ち、値段もこなれて来ている一方、程度の良いBPを手に入れるチャンスは時間の経過とともに減る一方です。そんなことも背中を押しました。買い換えを意識したのはこれが初めてでしたが、こうなると盛り上がってしまって止まりません。Webの中古車サイトとにらめっこする毎日が始まりました。

ちなみにレガシィツーリングワゴンの系譜を私が乗っていたBF系から順に書き出すと以下のようになります。
  初代  BF系(1989年~)
  2代目 BG系(1993年~)
  3代目 BH系(1998年~)
  4代目 BP系(2003年~)
  5代目 BR系(2009年~現在)

BR系からは北米市場をメインターゲットに据えたため、サイズが縦横高さ全て一回り大きくなりました。さらに近々登場する6代目からはツーリングワゴンの設定は無くなるそうです。その代わりにぐっと引き締まった国内専用のレヴォーグが今年登場して、これがレガシィツーリングワゴンの正統な後継車ということになります。こいつは極めて魅力的な一発逆転特大ホームランなのですが、横幅が結局BR系と同じ1780mmもあるのがちと残念(BF系は1690mm、BP系は1730mm)、何より新車を買うお金なぞ相変わらずどこにも無いというあたりで、まあ当分縁はなさそうです。

さて、BP系と一口に言ってもグレードは幾つかあります。エンジンタイプで大まかに分けると、2000ccのSOHC(2.0i)、2000ccのDOHC(2.0R)、2000ccのDOHCターボ(2.0GT)、2500ccのSOHC(2.5i)、3000ccのDOHC(3.0R)、こんな感じかな。6年作り続けられたモデルなので、多少の出入りはあります。また、アウトドア風味は不要なのでアウトバックは考慮の外です。

私が購入候補として当初考えたのは、2.0iのマニュアル、またはATでもいいから2.5iかGTでした。前の愛車でもどかしく感じていたのがパワー不足と意のままにならないATでしたので、そこら辺の劇的な向上を味わってみたい気持ちがあったのです。もっともマニュアルは嫁さんの一言であえなく消滅、2.5iはモデル終盤の登場のためタマ数が少ない上に高年式なので予算的に苦しい。かと言ってGTも人気でなかなか値落ちしてないしなぁ。と、そこに急浮上してきたのが3.0Rでした。

3.0Rはスバル渾身の意欲作、水平対向6気筒3000CCのEZ30型エンジンを積み、BP系のトップグレードに位置づけられるモデルです。バイクでも4気筒より単気筒を選ぶ自分としては多気筒モデルは全く視野に入っていませんでしたが、まあ、考えてみれば車でそこはあまりこだわるポイントでもないし、1気筒あたりの排気量は3000ccの6気筒も2000ccの4気筒も一緒です(そう言えば、GB500TTとも一緒だ)。大事なことは、この3.0R、人気のGTの陰に隠れたか、中古車市場では不人気グレードである、ということです。低年式のものは不憫なほどの安さで売られています。その割には大切にされた程度の良い車体が比較的多いようにも見受けられるのは、まあ、やんちゃなオーナーがGTより少ないということなのでしょう。

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紆余曲折の後、結局は2003年式3.0Rを買うことにしました。2003年式ということは、BPの最初期です。スバルは同じモデルでも毎年改良を加えていく珍しいメーカーなので初期型は買うな、というのはよく言われることですが、実際のところ、2年使って特に問題はありません。それは同じ条件でどちらか選べるなら、というレベルの話なのでしょう、きっと。

程度は良好です。ワンオーナーで走行距離は7万km程度、事故歴や機関の不調なし。内外装の痛みや凹み等もなく、おそらく屋内駐車場に保管されていたのではないかと思われます。新品と言ったら言い過ぎですが、年式を聞くと聞き返したくなるレベルの極上と言って良いコンディションです。

走りは…文句なんぞあろう訳がありません。よく走ります。車内は静かで上質感があります。もっとも足回りは固めで、運転席では気にならないのですが、後部座席では若干突き上げ感があるようです。心配した燃費は前のレガシィ(排気量1800cc)と比較して気持ち落ちたようですが、そう大して変わりません。と、感覚だけでいうのも何なので、ある程度の期間で平均を計算してみたら4%ほど落ちていました。そんなものでしょう。同時にハイオク仕様になりましたが、それらの差額を10年分くらい積み上げてみても車体の割安感は覆りませんので、これならまあよしとします。昨今のガソリン高の方がよっぽど財布を直撃しています。

色はアトランティックブルーという微妙な色合いの薄い青です。見る時間や場所などの光線の加減で、緑っぽかったり、薄い青だったり、濃い青に見えたりとがらりと印象が変わる不思議な色です。もともとこのモデルで一番気に入っていた色が見つかったのは幸運でした。

前のレガシィと比べて悪くなったのは、ステレオの純正スピーカーの音質と、後部荷室の高さくらいでしょうか。スピーカーは自分で交換して、ついでに市販のデッドニングキットで音質向上のための処理を行ったところ満足のいく結果が得られました。荷室の高さは、これはもうどうにもなりませんが、スタイリッシュな外観と引き替えと思うことにして、気にしていません。

9年落ちの車を買って何を喜んでいるのか、と思われるかも知れませんが、何ごとも条件次第です。これだけ好条件が揃って値段は笑ってしまいそうなレベル、その前の車は21年落ち。まあ、総じて良い買い物だったと思っています。深刻な故障や事故でも無い限り、また長い付き合いが出来そうです。

以上、車を買い替えた顛末と簡単なインプレッションでした。


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長年連れ添ったレガシィTiと別れる3日前に撮った写真。この後、なじみの車屋さんに引き取られて行きました。その末路を尋ね、すぐに尋ねたことを後悔。本当にこれで良かったのかという気持ちはまだ残っています。

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